免許子牛ん。

日曜日だというのに6時半に起きた。

ひと時の寒さは乗り越えたとはいえ身に凍みる朝だ。
きっと北方の村々は雪を見たことだろう。

そして毎年、役人天下りランキング上位にノミネートされる機関、
『交通安全協会ビルにある運転免許センター』
へ免許交信、いや更新に行ったのだ。

私はここ3年の間に違反をしているので講習は2時間もあった。
違反とはいうものの、運が悪くて捕まったとしか思っていない。

よくよく考えて見ると講習の会場に集められた人々は皆私と同じ状況な訳だ。
しかし右をみても左をみても悪そうな人はいない。ｯﾁｮｲワルくらいならいるかもしれないが皆、善良な市民。

きっとみんな、違反をした時、反則金を納め、反省の色を全快アピールしたことでしょう。

にもかかわらず、こうして再び
『違反者』と罵り2時間も拘束するとは。

恐るべし。天下り機関。

私はせめてもの抵抗として安全協会への参加拒否と配布された交通安全教本を持ちかえらずに会場に置き去りにしてきたのだった。