履修届
スタジオリハーサルを終え、空腹に耐えられなくなった私はM●TSUYAへ寄った。
大学生と思われる男子5人がテーブルを囲い様々な資料を広げて何やら相談していたので耳を傾けてみる。
どうやら大学の新年度の履修届けこと時間割を決めているようだ。
そして食券を買い牛丼を待つオレの心は叫んだ。
『おい!大学は自分の勉強したい授業を受けにいくところなのに、友達と一緒の授業になるように時間割を作りやがって、それでいいのか!?』と。
しかし、それは昔の自分に向けたい言葉だった。そう、18歳の自分に。
そんなわけで未だに、卒業できず留年する夢を見ることがある。