渋谷CHELSEA HOTEL
今日は4ヶ月ぶりのライブ。
藤岡ICから関越自動車道にのり渋谷チェルシーホテルを目指してひた走る。
ドライバーはFKD。
間もなく我が機材車であるミニキャブ号に突然の異変。
「なんだかスピードが上がらないのだけど。」
出だしからまさかの失速FKD。
と、思いきや後方を見るとマフラーから白煙がもくもくと出ている。
その光景はさながら自衛隊の飛行演習のようだった。
「おいなんか焦げ臭いぞ!止めろ、とめろ。」
ミニキャブがあの三菱製ということもあり危険を感じた我々は路側帯に停車した。
オイル(不足)か?
そんな事はない。
原因不明。
自然の驚異の前で人間はあまりに無力である。
しかたなく上里PAまで車をおすことに。
車をおすといえばドラマ【ビーチ・ボーイズ】。
竹之内豊役、広末涼子役、反町隆史役の配役も決まらぬうちにPA内のガソリンスタンドへ着いた。
店員に点検してもらうが、今日この車が使えないのは明白だ。
本庄・児玉ICで一度降り修理業者に来てもらう。
車を預け機材をそれぞれ両手に持てるだけ持ち、我々の身を案じ駆けつけてくれたFKDの父、つまりFKDの車に乗り込む。
そして辿り着いた神保原駅。
新人のホワイトもびっくりの想定外トラブルの対処として、我々は旧国鉄ことJRで渋谷を目指すのだ。
電車にゆられ数時間。
長男貧弱、湘南新宿ラインで渋谷駅に到着。
機材をもち、ハードケースをかかえ東京砂漠の雑踏に入っていくのは困難を極めた。
スクランブル交差点を渡り、センター街を抜け、ようやく会場入りしたとき、時計は開場30分前をさしていた。
無理をいってリハをさせてもらい、恒例のらーめんタイム。
その後間もなく始まった本日のイベントは寿寿華サチ氏とPAナミ氏による企画。
ヘアーメイクショー、DJプレイなども同時に行ういわば東京版寿寿華であった。
4ヶ月ぶりの演奏も異なく終え
「今日は運転もないし打ち上げるぞ!」
と意気込むも
「打ち上げていると終電がないぞ!」
と意気消沈。
そして帰路。
本日競演した新たな人生ことNEWLIFEが機材を積んでいってくれるという。
ありがたき新たな生命。
身軽になった我々は高崎まで直通の湘南新宿ライン、ではなく最強、埼京線へ乗り込んだ。
金曜日の最終電車。『家に帰ってから飲めば良いのに』というサラリーマンズですっかり満員。
さらに追い討ちをかけるがごとく人身事故による遅延が発生。
発車しない満員電車。
哲郎は『車内が暇で、ただ立っている事に飽きたよ』というFKDを使い捨てカメラでキャッチしようとする。
数分後、進みだした車内で
ONEGRAMTONE史上初、というか最初で最後。
メンバー全員で乗車した記念にと写真を撮った。
以上、様々なオチがついた活動再開日であった。
近くから、遠くから、駆けつけてくれた皆さん。
今日を楽しみにしていてくれたみなさん。
ありがとう。